本体価格(税抜):
7,000
円
消費税:
700
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商品コード:
ISBN978-4-87402-475-0
腸炎ビブリオ〈第III集〉
腸炎ビブリオ(Vibrio parahaemolyticus)は食中毒の主要な原因菌として今日なお注目を集めている。本書は,日本人により発見され研究が進められてきた腸炎ビブリオに関する最新の知見を収載した。
第2集発行後23年間に解明されてきた研究成果には,新たに分子生物学的手法も取り入れられ,この菌についての研究書として基礎から臨床まで,また関連文献集を掲載するなど,すべてを理解し,研究するための貴重な一冊となっている。
■主要目次■
歴史と展望 腸炎ビブリオ発見から命名まで/研究を始めたころ
分類 Vibrio parahaemolyticusの分類
疫学 腸炎ビブリオ食中毒の疫学/輸入感染症としての腸炎ビブリオ感染症/血清型別システム
生態 腸炎ビブリオの自然界における分布と魚介類汚染
臨床・臨床検査および予防 臨床/腸炎ビブリオおよび毒素の検査法/予防
病原因子 病原因子総論/耐熱性溶血毒および類似毒素/耐熱性溶血毒の分子遺伝学的研究/その他の溶血毒/定着因子/動物における感染実験
菌体成分・形態 鞭毛─側毛と極単毛の機能と抗原性/O抗原リポ多糖(LPS)の化学的研究/K抗原,O抗原の免疫学的研究/腸炎ビブリオの外膜および外膜タンパク質
細菌生理・遺伝 ビブリオ属のphosphoenolpyruvate: carbohydrate phosphotransferase system(PTS)/細胞膜におけるエネルギー転換/ビブリオのポリアミン/腸炎ビブリオの薬剤耐性と遺伝
腸炎ビブリオ関連文献集(1966~1989年)
腸炎ビブリオシンポジウム記録
血清型別委員会記録